ハート交換

「はぁ~い!」



6人は、声を揃えて店長に挨拶した。



早速、晃となみかはクレープ屋の方で働くことになった。


二人の仕事はクレープの生地作りだ。今日は、休日ということもあってお客さんがたくさん来る。



二人は早速準備に取りかかった。生地作りを教えてくれるのは、巨漢男。修一だ。



修一は、大きな手で器用にクレープ生地を作っていく。慣れた手つきは見事なものだ。



「初めは難しいかもしれないけど慣れたら簡単だから。しばらく練習してみようか。」



俺はこの店でバイトするのは初めてだけど、よく部活帰りに遊びに来ていた。



修一がクレープ作るのを何度も見ていたので簡単に作れると思っていたのに。



これが意外に難しい!どうしたら、あんなに薄く穴が空かない生地になるんだ?