「生徒は体育館に行け!」

「早く集まれ!」



物理のオーギュスト・クレール先生と歴史のジョゼフ・フォスター先生が生徒を誘導している。

オーギュスト先生は、ロルフとパトリシアを見て、駆け寄ってきた。

担任するクラスの生徒を見て、そうせずにはいられなかったのだろう。




「ロルフ、パトリシア、大丈夫だったか!?」

「先生・・・」

「はい、何とか・・・」


2人は、憔悴しきった顔で答える。



精神状態はもう限界だった。