兵士たちが校舎の中へ入ってきた。



『敵軍』と教えられてきた人々。




私の国では、まさに『敵』である人々。





でも・・・






『無事か!?』

『すぐに衛生班が来るからな!』

『前線に出ている生徒を連れてこい!』

『早急に援護!』




早口の異国の言葉。

聞き取れるのは、わずか。



ナタリーは、いつも私たちの言葉で話してくれたから・・・