「アレン!」



ロルフが叫んだ。



「ここは俺が何としても食い止める!お前はナタリーを連れて行け!パトリシアもだ!」

「でも、お前は!」

「・・・はっ」



薄く笑った表情が、全てを肯定している。



「何とかするさ、さぁ、ほら、急げ!」