「守り抜くから」



ロルフは、私の手に口づけた。

静かで、穏やかで、ロルフらしくない仕草だった。



夜遊びの常習犯。

お酒も煙草も、きっと誰より早くから手を出してた。

女遊びだって、アレンがいくらたしなめても全然やめなかった。



そんなロルフが、紳士的な仕草で私に触れている。