「一緒に生きていこう」







パトリシアの言葉を聞きながら、視線は、墓標に向いていた。




「苦しくても、痛くても、悲しくても、生きていこう。卑怯でも最低でも、関係ないよ。・・・一緒に抱えていこう。一緒に生きよう」




あぁ・・・

こんな俺でも、一緒に生きたいといってくれる人がいる。



救われた気がした。





そして・・・俺は、この目の前の少女をはっきりと自分のものにしたいという衝動にかられた。