気怠い熱が身体に残っている。


疲れたのだろうか。

傍らで眠るナタリーは、軽い寝息を立てている。


白い柔肌に、そっと触れてみる。



「ん・・・」

少し開いた口元は、キスでも求めているかのようだ。


寒いのか、身体をすり寄せてくるナタリーが愛おしかった。

悲しいほど、狂おしいほど、愛しかった。