「パトリシア」

「うん?」

「好きだよ」




それだけをつぶやいて、、静かに時が過ぎるのだけを待ち続けた。


明日には遠くなる恋人。

腕の中にあるぬくもり。


抱きしめて、抱きしめて、決してもう離れまいと誓う。



ただ静かに夜が更けていく。