静かに夜が更けていく。

数え切れない悲しみをのせて。



明日には、俺はここにはいない。

そばで微笑むパトリシアはいない。

ナタリーもアレンも。




もう何もなくしたくないのに・・・





でも、遠い未来なら。

一緒に生きられるはずだ。





アレンもナタリーも、パトリシアも俺も、みんなで一緒に幸せになる運命が、叶うはずだ。



俺は、その幸福を信じたいと思った。