君の生きた証~love in war~

そう・・・だったっけな・・・



「ミラベルは美人で、シャロンのしとやかさは学年内でも有名で」

「そうだな」



好きだと言われて嬉しくなかったと言えば嘘になるだろう。



でも、振った。

ミラベルとは1ヶ月持たなかったし、シャロンの想いを知った時点では、俺は、ミラベルの交際相手だった。




「あなたのせいかもね。2人がテニス部でボーイフレンドを作った理由は」



振られたら、吹っ切れないことが多いでしょ、とナタリーがいたずらっぽく微笑む。



「おかげでエミールもパーシーも、ずいぶんあなたに嫉妬したとか」