「数年前、父さんが異国の民を討つための軍を編成した。
それは、たぶん、軍人として避けられない判断だったんだろうと思う。
実際、父さんは迷っていなかった。
でも、俺はもともと、銃を扱うのも、兵法を学ぶのも好きじゃなかった。
だから、受け入れられなかった」
俺は長男なのにね、とアレンは苦笑いした。
それは、たぶん、軍人として避けられない判断だったんだろうと思う。
実際、父さんは迷っていなかった。
でも、俺はもともと、銃を扱うのも、兵法を学ぶのも好きじゃなかった。
だから、受け入れられなかった」
俺は長男なのにね、とアレンは苦笑いした。


