ナタリーを愛していた。

友情も、目の前にある愛も、全てなげうってさえ、彼女に愛されたかった。



いつか、叶うのではないかと甘い夢を見ていた。

いつか、彼女の微笑みが俺に向くのではないかと。




でも、と俺は唇をかむ。










それは誤りだったのかもしれない。