もうそれしか言えない。

それだけしか言う術がない。


だって、私はそういう女だから。






何でも器用なルームメイト。

誰からも愛される親友。

幼くして家族を亡くした暗さを微塵も感じさせない、明るいクラブの仲間。





彼女は、私が得られない全てを持っていて。

私が手に入れた全てを奪っていく。