「・・・忘れてあげるわ」


震え声でナタリーが言った。



「それが一番よ・・・私にはアレンがいて、あなたにはパトリシアがいるわ」

「それを捨ててでも、お前がほしいんだ・・・!」

「許されるわけがないわ。私はアレンを愛して・・・」

「あいつが・・・!」



俺は・・・


最低な言葉を吐いた。






「あいつの親が・・・この国に銃を向けたとしてもか・・・!」