でも、それしか出来ないのだから。

それしか出来ることはないのだから。


だから・・・



私は、みんなの声や表情や仕草を思い出しながら、手を動かす。

ポケットの中の万年筆と、そばに落ちている木ぎれを使って。



ただただ静かに時間が過ぎていった。