「ついてらっしゃい」


ヘレン先生に促され、アレンたちが向かったのとは別の倉庫へ行く。

そこには、見上げんばかりにうずたかく積まれた糧食があった。


日持ちのする黒パン。

燻製の肉。

ジャガイモ、にんじん、ピクルス・・・




「これは・・・」

「これだけあれば、1ヶ月は持つでしょう」

「えぇ・・・」

「生徒全員が食事に困らないようにと準備したのだけどね・・・」