「何だって?」 エミールが、引きつった形相でこちらをにらむ。 「あぁ、アレン、お前はあっちの出身だったなぁ」 「いや・・・違う、そうじゃなくて・・・」 「何が違うんだ」 「俺の家は・・・代々軍人の家系だ」