「混乱してて、墓場さえろくに準備できないだろ?だから、あいつを思い出せるもの、何かあったらいいなと思ったんだ」

「テニス部員だもの。ラケットなら、大喜びよ、きっと」

「そうだな・・・」



ティムは、そっとつぶやいて、バーナードのラケットをなでた。