君の生きた証~love in war~

「あぁ・・・バーナードのテニスラケットをと思って」

「バーナード?バーナード・ウェールズ?」



バーナードは、冴えないテニス部員だ。

勉強もテニスも人並み以下にしか出来なくて・・・




同じクラスで、よく勉強を教えてやったが、いつも反抗的だったことしか印象にない。




『だから、ここの数式は昨日習った公式を使ってさぁー』

『うっるせぇなー』

『うるさいって何よぉ』

『そのまんまだよ、ナタリー・ジョーンズ!』

『ちょ、バカ!』

『顔なんか赤くするな、バーカ』

『あ、赤くなってないもん!』

『なってるね、真っ赤っかだ』




いつもいつも、からかってばかりで・・・



「バーナードがどうかしたの?」