沈黙のまま階段を上っていたが、2階について、アレンがようやく口を開いた。




「女子は・・・3階だってさ」

「うん・・・」

「じゃ、俺はここまで」


アレンが急に泣きそうに顔をゆがめた。


「なぁ、ナタリー?」