真っ先に伝えたのは大川だった。
プルルル
出ない、切ろうとしたらでた。
「はい、大川です。」
「わ、私」
泣き声で言ったから、大川絶対泣いてると思ったよね?
「泣いてるのか」
ほら大川分かちゃたよ。
「お、お、お父さんが……死んだ」
「…………」
沈黙がしばらく続いた。
「ごめん、俺なんにもできなくて、彼氏なのに」
えっ嬉しいけど……
「彼氏じゃないじゃんたまたま同じクラスになった…………義理の兄妹じゃん」
「今なんて言った?」
知らない内に声がでてた、それで怖くなったから切っていた。