―――一年後…







「え、美橙…彼女できたの!?」




 姉ちゃんが帰ってきた次の日、俺は姉ちゃんに彼女のことを話した。





「超可愛いんだ♪」



「ベタ惚れだね」





 可愛いのは事実だし。





「あ、やべ!もう時間だ」




 腕時計を見て、俺は慌てながらそう言った。







「ふふ、デート?」



「ま、まぁ…そんなとこ!」





 なんでわかったんだ?


 俺、わかりやすすぎた?