「一緒に帰ろ?」






 やっと出た言葉がコレ。




 一緒に帰ろ?、って女子かよっ!!






「え、えっと、送ってく!」





 慌てて言い換えた俺。



 送ってく、のほうがかっこよくね?








「いいよ。帰ろ、一緒に」








 ふふっと天使みたいに笑った彼女。




 トクン…




 柔らかい微笑みに、俺の心臓はドキドキ。