「仲間…?」
「うん。元・仲間…のほうが正しいかな」
あははと無理やり笑う私に、これ以上深く聞かないでほしいということがわかったのか和也はなにも聞いてこなかった。
ごめんね。和也。…それと、ありがとう。
シャッとまたカーテンが開くと、4人が入って来た。
「大丈夫ですか?美藍」
紺が心配そうにそう聞いてきたので、私は「うん」と笑顔で答えた。
「よかったぁ。姉ちゃんが倒れたって聞いたときはホントびっくりしたよ」
「ごめんね。心配かけて」
「片付け、早く手伝えよな?」
「はぁい」
「自分の体なんだから、もっと気をつけな?」
「昂…ありがと」
私は、和也にもう一度「本当に大丈夫だから」と言ってからベットから起きた。



