歌姫桜華





 私は和也の腕を引っ張り、歩き出した。












「…あいつは………元気だぜ…!!!!」











 銀の声が、耳に入る。




 あいつ…………か。




 やっぱりわかってんじゃん。あいつら。






 だったらわかるでしょ?


 私のせいだって。