「は!?どうしてそれがお前にわかるんだよっ」




 美橙が私に聞いた。





「………それは……



 なんででしょうね」






 私は最後にフッと微笑み、寮へと向かった。






 ごめんね。



 言えなくて、ごめんね。





 でも許して。




 いつか必ず話すから。



 だから、待ってて―――――――…





 苦しい胸を抑え、私は505号室へと入った。