最初はグラウンドの端と端で赤と白わかれる。 これがいわゆる、“スタート地点”。 「紅組行くぞーーーーーーー!」 団長らしき人が、そうみんなに声をかけた。 あっち側からもそんな声が聞こえた。 「おーーーーーーーーーーー!」 紅組全員、息をそろえてそう言った。 そして、もうすぐで最後の種目が始まろうとしていた。