「俺にとっては……やっぱり姉ちゃんだけど…、でも、 友達みたいな姉弟になりたいな♪」 「うん!」 美橙……ありがとう。 きっと私たちなら、親友みたいな姉弟になれるよ。 「俺も…別に…友達でいい!」 ニカッと可愛らしい笑顔を私に向ける昂。 「俺も、美藍の友達になりたいです」 歯を見せながら笑顔を作る紺。 「俺も友達になる☆」 握っていた手を離し、手を差し出した。 これは……もしかして……… 「握手?」 「ほかになにがあんだよ!」 「あはは。だよねぇ」