小さな小指の約束【短編】




やっといなくなった…


けど、二人きりなわけで…




何話したらいいか分からず黙っていると、





「杏子、大好き」



いきなり愛の告白!?


え!?



「いきなり、どうしたの?」



あたしがそう聞くと、慎は振り返ってあたしたちは向き合う形になった。






「俺はずっと杏子だけだから、ブスじゃない、可愛いよ、世界一」


慎はフワッと笑って触れるだけのキスをした。




うわ、あたし今やばいくらいに真っ赤だと思う…