すると、じーっとこっちを見つめる慎。



驚いてるようだけど、ちょっと怒ってる感じもする…





これはやばいやつだ…





「大ちゃん、どうしよぉ…」


「いや、どうしよと言われてもどうしようも…」



怒られるぅ…




「とりあえず、逃げますか?」


「う、うん!」




あたしたちは急いで体育館を出た。




出るとき、チラッとコートを見てみると、慎が真っ直ぐあたしを見ていた。



「っ…」





あたしは、見なかったことにして体育館を出たんだけど…


とっても後が怖い…