「松原ー!いけーー!!」


体育館中に響き渡る野太い声。




あたしはバッとバスケの試合をしてるコートを立ち上がって見た。





野太い声はどーでもいいの!


松原っていう名字!!




慎だから!!!





もう、隠れないとっていう意識はなくて、慎を見たいっていう衝動に駆られたんだ。