天と地の叙事詩Ⅲ Epic of the Ether

アスカは気まずそうに視線を爪先に落としていたが、ゆっくりと顔を上げた。





「………クオン。


今の………どういうこと?」





真っ直ぐな瞳に射られて、クオンはふっと目を上げた。




仄明るい燈台の灯かりが揺れる薄暗い天井を見つめて、しばらく考えるような表情になる。




アスカは眉根を寄せて、一歩クオンに近づいた。





「………ねぇ、クオン。


どういうことなんだよ。


二人きりで会うとか、姫とか………」






「ーーーそこまで聞こえていたのか」






クオンは深く息を吐き出す。




そうして、意を決したように口を開いた。