「とにかく、ああいったことは困ります。
私は二度と、姫にお会いするつもりはありませんので、ご理解いただきたい」
「クオン様」
「話はもう終わりです」
クオンは切り口上に会話を終えると、素っ気なく話の相手を帰らせたようだった。
相手の男が立ち去るらしい足音と、クオンの深い溜息が聞こえる。
しばらく経ってから、クオンのゆったりとした足音がこちらに向かってきた。
(………あっ、見つかっちゃう)
アスカは焦りを覚えたが、今さら逃げ場はなかった。
「………っ、誰だ!?」
人影に気づいたクオンが、鋭い声をあげた。
アスカはびくりと肩を震わせてから、ゆっくりと柱の陰から出てくる。
「………アスカか?」
角を曲がってきたクオンは、薄暗い廊に佇むアスカを見つけた。
私は二度と、姫にお会いするつもりはありませんので、ご理解いただきたい」
「クオン様」
「話はもう終わりです」
クオンは切り口上に会話を終えると、素っ気なく話の相手を帰らせたようだった。
相手の男が立ち去るらしい足音と、クオンの深い溜息が聞こえる。
しばらく経ってから、クオンのゆったりとした足音がこちらに向かってきた。
(………あっ、見つかっちゃう)
アスカは焦りを覚えたが、今さら逃げ場はなかった。
「………っ、誰だ!?」
人影に気づいたクオンが、鋭い声をあげた。
アスカはびくりと肩を震わせてから、ゆっくりと柱の陰から出てくる。
「………アスカか?」
角を曲がってきたクオンは、薄暗い廊に佇むアスカを見つけた。



