(…………?)
アスカは足を止め、本能的に身を隠した。
角の向こう側から聞こえてくる低い声音には、明らかに、人目を忍ぶ密談の響きが感じられたからだ。
(………誰だ?
なんの話だろう……)
別に盗み聞きをしようなどというつもりはなかったが、単純な好奇心から、思わず聞き耳を立ててしまった。
「…………だから。
その話はお断りしたはずでしょう」
まず初めにアスカの耳に飛び込んできたのは、兄皇子の声だった。
(………え、クオン……?)
なぜ兄が、こんな朝早くに、こんな所で、こそこそと話をしているのか。
相手は一体誰なのか。
アスカはにわかに緊張し、耳を澄ました。
アスカは足を止め、本能的に身を隠した。
角の向こう側から聞こえてくる低い声音には、明らかに、人目を忍ぶ密談の響きが感じられたからだ。
(………誰だ?
なんの話だろう……)
別に盗み聞きをしようなどというつもりはなかったが、単純な好奇心から、思わず聞き耳を立ててしまった。
「…………だから。
その話はお断りしたはずでしょう」
まず初めにアスカの耳に飛び込んできたのは、兄皇子の声だった。
(………え、クオン……?)
なぜ兄が、こんな朝早くに、こんな所で、こそこそと話をしているのか。
相手は一体誰なのか。
アスカはにわかに緊張し、耳を澄ました。



