「オレは今まで、あんたに言われて、ずいぶん我慢しておとなしくしといてやったけどな!


もー、こうしちゃいられないっ!!



オレはもう、遠慮しないでやりたいことやるぞ!!」






タツノ口はあんぐりと開いてしまい、なかなか閉じることができない。






(………こいつ。


今まで、我慢と遠慮をしてたというのか………?



あれだけ好き勝手なことやったり、やりたい放題動きまわって、わがまま言ったりしてたってのに?



あれで我慢してたのか?



………じゃあ、遠慮しなくなったら、一体どうなっちまうんだよ………)






タツノは絶望したように頭を抱えて、首を垂れた。