さすがのチキュにも、タツノの言いたいことが分かってきた。





「………なんだよ。

つまり、こーゆーことか?


縁もゆかりも無いよその奴なんか、ここに住ませるはずない。


ここに住ませて世話したってことは、もともと将来的に、ケッコンするつもりだったからだ。



………ってわけ?」






タツノは軽く目を瞠り、大袈裟に「ほぉぉ〜」と頷いた。





「お前にしちゃあ、上出来だ!

よく分かってるじゃないか」





ぐりぐりと頭を撫でられるが、チキュはもちろん素直には喜べない。




複雑そうな表情をしているチキュを、タツノは寝台に腰掛けさせた。




その目の前の床にしゃがみ込み、小柄なチキュに視線を合わせる。





タツノは、普段の飄々とした表情を隠し、にわかに真剣な視線をチキュに向けた。