そこに、朝食の霞を取りに行っていたサヤが戻ってきた。
チキュがタツノの髪をつかんで引っ張っているのを見て、驚いたように声をあげる。
「まあ、アカネ様。
タツノ様の御髪が傷んでしまいますわ。
天宮中の姫君たちが憧れておられる、美しい御髪ですのに」
「はぁっ!?
こんな自分勝手な奴の髪なんて、どーなったっていいんだよ!!」
「ほう、じゃあお前、俺が姫君たちに嫌われたらどうしてくれるんだよ。
責任とってくれるんだろうな」
「なんだよ、責任って」
「俺と結婚して、跡継ぎを産むことさ」
「はぁあっっ!?
ふざけんなよ、寝言は寝て言えって言ってんだろ!?
なんでオレがあんたとケッコンしなきゃなんねーんだよっ」
あまりにも素っ気なく強情なチキュに、タツノはだんだん腹が立ってきた。
チキュがタツノの髪をつかんで引っ張っているのを見て、驚いたように声をあげる。
「まあ、アカネ様。
タツノ様の御髪が傷んでしまいますわ。
天宮中の姫君たちが憧れておられる、美しい御髪ですのに」
「はぁっ!?
こんな自分勝手な奴の髪なんて、どーなったっていいんだよ!!」
「ほう、じゃあお前、俺が姫君たちに嫌われたらどうしてくれるんだよ。
責任とってくれるんだろうな」
「なんだよ、責任って」
「俺と結婚して、跡継ぎを産むことさ」
「はぁあっっ!?
ふざけんなよ、寝言は寝て言えって言ってんだろ!?
なんでオレがあんたとケッコンしなきゃなんねーんだよっ」
あまりにも素っ気なく強情なチキュに、タツノはだんだん腹が立ってきた。



