しかし、なんとか気持ちを奮い立たせて、残された一縷の望みに懸けることにする。
「…………いや。
ちょっと待て、アカネ。
俺が訊いてる月ってのは、お空に浮かぶあのお月様のことではなくて。
だから………。
あぁっ、回りくどい言い方はやめよう!
月のものがあるか、ってのは、つまりだなぁ。
えーと、毎月のものだよ、毎月のお客さんてやつだな。
毎月、決まった日に来るアレのことだよ!
………お前にだって、来るだろ?」
それを聞いて、チキュはさらに怪訝そうな顔をした。
「…………はぁあぁ??
だから、なんの話だよ!?
毎月決まった日に来るお客さん!?
意味わかんねーっ!!」
分からないことを考えるのが大の苦手なチキュは、タツノの言葉を理解することを放棄した。
そしてそのまま、特別に用意してもらっている手水鉢の水で、ざばざばと顔を洗い始めた。
「…………いや。
ちょっと待て、アカネ。
俺が訊いてる月ってのは、お空に浮かぶあのお月様のことではなくて。
だから………。
あぁっ、回りくどい言い方はやめよう!
月のものがあるか、ってのは、つまりだなぁ。
えーと、毎月のものだよ、毎月のお客さんてやつだな。
毎月、決まった日に来るアレのことだよ!
………お前にだって、来るだろ?」
それを聞いて、チキュはさらに怪訝そうな顔をした。
「…………はぁあぁ??
だから、なんの話だよ!?
毎月決まった日に来るお客さん!?
意味わかんねーっ!!」
分からないことを考えるのが大の苦手なチキュは、タツノの言葉を理解することを放棄した。
そしてそのまま、特別に用意してもらっている手水鉢の水で、ざばざばと顔を洗い始めた。



