するとタツノは、微かに慌てたように両手を上げる。
「あぁ、あぁ、もちろんあるよな。
お前だって一応、身体は女なんだもんな。
いやいや、こんなこと聞いたのは、いくらなんでも無神経だった。
急に恥ずかしいこと聞いてしまって、ごめんな」
タツノの必死の弁解を、チキュは口をあんぐりと開いたまま聞いていた。
「………あ?
なに言ってんだ? タツノ。
月のものがあるか、って、どういう意味だ?
月のものなんて、持ってるわけねぇだろ?
あんたは知らないらしいから教えてやるけどな。
月ってのは、ものすごーーーーーく遠いとこにあるんだぜ?
これはウチューに教えてもらったことだから、絶対本当だ!
月はどんだけ高い山の頂上に登ったって、絶対に手は届かないんだ。
だから、いくらオレでも、月のものは持ってないんだよ」
「…………………」
タツノは驚きのあまり、しばらく反応することができなかった。
「あぁ、あぁ、もちろんあるよな。
お前だって一応、身体は女なんだもんな。
いやいや、こんなこと聞いたのは、いくらなんでも無神経だった。
急に恥ずかしいこと聞いてしまって、ごめんな」
タツノの必死の弁解を、チキュは口をあんぐりと開いたまま聞いていた。
「………あ?
なに言ってんだ? タツノ。
月のものがあるか、って、どういう意味だ?
月のものなんて、持ってるわけねぇだろ?
あんたは知らないらしいから教えてやるけどな。
月ってのは、ものすごーーーーーく遠いとこにあるんだぜ?
これはウチューに教えてもらったことだから、絶対本当だ!
月はどんだけ高い山の頂上に登ったって、絶対に手は届かないんだ。
だから、いくらオレでも、月のものは持ってないんだよ」
「…………………」
タツノは驚きのあまり、しばらく反応することができなかった。



