天と地の叙事詩Ⅲ Epic of the Ether

ーーー何かを疑ってるときの自分ってのはなぁ。


ほんっとーに、すごーく、嫌なもんだぞ。



もやもやしてて、どろどろしてて、ぐつぐつしてて、な。



何を見ても、何を聞いても、ぜーんぶ悪いように受け取ってしまう。



どれもこれも、嘘なんじゃないかとか。


みんな、自分を裏切ろうとしてるんじゃないか。



そんな風に思ってしまう。





そうなると、自分の周りの全てのことが、自分を苦しめるものになるからな。





そんなの、いやだろ?







ーーーいやだ!!


オレ、ぜったい、いやだっ!!






ーーー僕も、やだ。


そんなの、つらいだけだもん。