栞と仲良くなって結構時間が経った頃。

『灯さん。ちょっとお話が。』

私はその姿を見てビックリした。

クラスの委員長。
長谷川愛美。
美人で清楚なイメージだ。
性格は優しくて、頼りがいがあるというのか。そーゆう感じの人だ。

たしか栞の話だと小学生の頃友達をいじめてたと聞いた。

私がビックリした理由、目をつけられるとイジメられる可能性があるからだ。

『あの…話って何ですか?』

恐る恐る聞いてみた。

『最近、あなたとても可愛くなったじゃない?だけど、私より目立つと迷惑なのよ。だから、もっと地味にしてくれる?
じゃなかったら、また、小学生の時みたいにするわよ。』

『えっ?』