フラれ女と男子高校生



大好きだったカレにフラれて、体から全部の力がなくなって、へたりこんでいたあの時。

拓が、気づいてくれていなかったら…

あの瞬間が少しでもずれていたなら…


それ以前に、私があの元カレと付き合っていなかったら、拓に出会うことはきっとなかった。

その点では、元カレに感謝だ。

こうして、もう記憶から消してしまいたいことも、拓のおかげで、なくちゃいけないことだったんだなって思えるの。


誰かが言った、モノクロな私の世界に入りこんだ鮮やかな色彩。

それは元カレじゃなくて、拓になった。

拓が、私の世界を色鮮やかに染めてくれる。

拓がいれば、私は私でいられる。


背伸びしなくて、いいんだ…