「また、ハンカチ返してもらうのに、会わなきゃなぁ」 拓が意地悪にそう言ってくるものだから… 「もう返さないよ。拓、返さなくていいっていつも言ってたし」 そんな私の小さな反撃を聞いて、拓は目を丸くする。 「返さなきゃ気がすまない人は誰だよ、」 「もーわかったよ。返すから」 ふいに拓の指先が私の頬を撫でる。 「泣き止んだ。」 そして綺麗な笑顔を私に見せるから…私は真っ赤になる。