フラれ女と男子高校生



「また、ハンカチ返してもらうのに、会わなきゃなぁ」


拓が意地悪にそう言ってくるものだから…


「もう返さないよ。拓、返さなくていいっていつも言ってたし」

そんな私の小さな反撃を聞いて、拓は目を丸くする。


「返さなきゃ気がすまない人は誰だよ、」


「もーわかったよ。返すから」


ふいに拓の指先が私の頬を撫でる。


「泣き止んだ。」


そして綺麗な笑顔を私に見せるから…私は真っ赤になる。