「ね、ねえ…私いくつに見える……?」

どもりながら質問した私に彼はちらっと視線を向けて、顔を前に戻すと彼はなんとも自然に言った。


「いくつって…俺とタメくらいだろ」

それは疑問文のようで、強い肯定文だ。


「ちっ、ちなみにっ…あなたはナンサイデスカ?」

動揺で発音がおかしくなってしまった。


そんな私を笑いながら彼は答えた。


「高2。」