そんな彼が、年上のくせに、小さくて、それに伴うように中身も子供で、とても大学生なんかには見えない私を、受け止めてやると言ってくれた。
……年下の、くせに。
ただの、男子高校生のくせに。
「拓、私ね、大人になりたくて、なりたくて…頑張って背伸びしてたの。」
「…ん。」
「外見はもちろん、中身だって全然成長できてない、しがない子供なのにね。だから、大人なカレに憧れてた。」
「ん。…知ってる。」
「だけど、私、…拓が好きなの。」
「っ…」
「好きに…なっちゃった。私より年下で、中身だって私と変わらない、子供な拓が、好き。大好き。」
「愛奈…!」
私はまた、拓の腕の中に閉じ込められた。
ぎゅうぎゅうと、苦しいくらいに。
でも、子供な私たちの愛情表現は、このくらいがちょうどいい。

