拓は私の頬に置いていた手を移動して、私の手をぎゅっと握った。 「あのさ、聞いてくれる?」 「…うん。」 「愛奈のことだから、またすぐにハンカチ返しに来るだろうなって思ったワケ」 「…うん、」 「だから連絡先交換したけど、2日経っても3日経っても連絡ないから」 「…ごめん、」 「それで…待ってるうちに、気づいたんだよ。」 「……なにに?」 「…俺、愛奈のこと、好きになっちゃったって。 」 私のことを、好きに─────…?