フラれ女と男子高校生



やっぱりもう一回洗ってくると言う直前で、拓が意を決したように口火を切った。


「今日、俺……」


だけどその声はまた、もごもごを先を濁してしまう。


「……拓、どした?」


なぜかわからないけど、不安になってきた私は、拓のうつむいた顔をのぞき込むように見上げた。


すると、見るなと言わんばかりに肩をつかまれて、拓は私の隣に腰かけた。


「……拓?」

「いや、あのさ…」

ふいに見つめられた。拓の瞳は透き通っていて、このまま吸い込まれてもいいと錯覚するほど。