お店中の注目の的になっていた私たち… 本当に恥ずかしくて、恥ずかしくて、 うつむいたままになってしまった私の手を引いて、拓はスマートに会計を済まし、店の外へと私を連れ出した。 お店に入ったときと同じように。 それからされるがままに拓に引かれていった私だけれど、ある場所でふと、座るように促された。 あれ……ここって……… 思い当たる縁があり、顔をあげればそこは 「駅前…」 拓と出会ったあの、駅前のベンチだった。