それからは他愛ない話をして、笑って、まるで私も高校生に戻ったかのように楽しかった。
拓といると楽しい。
話上手なんだな、拓って。
食後のコーヒーを飲みながら、拓と話してそんなことを感じていたときだった。
「あーれぇー?たっくん?」
声がしたほうを見てみると、制服姿の高校生が3人。
みんな派手な化粧をしているけれど、きっとそれなりに綺麗な顔をしている。
短いスカートからのぞく足はみんな細くて長い。
またモデル体型かよ…。
そんな風にどっかの誰かさんを思い浮かべて彼の顔を見ると、明らかに嫌そうな顔をしていた。
「ぇ……」
眉間にシワよってるし。
小さく舌打ちしてるし。

