3ヶ月……
たった3ヶ月かって周りの人は言うかもしれない。
けれど、私にとっては幸せで、¨たった¨なんて言葉じゃ絶対に言い表せない3ヶ月だった。
うまくは言えないけれど、誰かが言っていた、モノクロだった私の世界に入ってきた色が彼だった。まさにそうだった。
私の初めてはぜんぶ彼で、
思い出したら、あの頃に戻りたくなった。
幸せだったあの頃に。
でも彼の『めんどくせーな』って声が耳の裏に貼り付いていて、私に戻ることなんて、許してはくれない。
信じられないけれど、現実。
優しくて、スマートで、大人なだけの彼じゃなかった。
みんなは騙されたんだって私を責めたけど、騙されてもよかったって思う私は、オカシイのかな?

